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昔どこにでもあった普通の床屋。今では、こんな店構えの床屋は珍しい存在になってしまった。
平成が終わろうとしているのに、昭和が元気に生きているお店。聞けば建物は戦前からあるのだという。
店名は聖書に出てくる怪力の大男「サムソン」から。
先々代の修行先の主人がクリスチャンでそんな縁で付けたそうだ。
床屋という職業がお洒落だった時代、そうモボやモガが闊歩していた、明るい戦前の香りまで漂ってくるお店だ。